竹墨画廊

竹ペンと墨汁のみで描く自作の絵を公開していきます!

樋口一葉ゆかりの伊勢屋質店と一葉肖像画

樋口一葉ゆかりの伊勢屋質屋

東京都文京区教育委員会 案内板より抜粋

一葉の明治26年5月2日の日記から
此月も伊せ屋がもとへはしらねば事たらず
小袖四つ羽織二つ一風呂敷につつみて母君と
我と持ちゆかんとす。
蔵のうちにはるかくれ行ころもがへ

一葉が24歳の若さで亡くなった時、伊勢屋の
主人が香典を持って弔ったことは一葉との
つながりの深さを物語る。

樋口一葉(1872~1896)明治5年から明治29年

伊勢屋質店(1860~1982)万延元年から昭和57年(廃業)
所在地 文京区本郷 5-9-4

樋口一葉肖像画

日本銀行券5千円札の肖像 参照模写

たけくらべ(昭和48年第8刷 大正7年11月初版)
           博文館版
     新選 名著復刻全集 近代文学
     参照資料

当時著名人達の樋口一葉の印象(抜粋)

※小さやかなる骵に正しき鼻筋、玉子なりの顔
 かたち、毛の少し薄きが、難といへばいふものヽ、
 あまり目だヽぬ奥ゆかしも、所にほのめきて見えし。

※改らぬ話のなかに利発などこか勝気な、そして
 どこかすねたところのあるなと思はせました。

※大音寺前のあの店でも、すゞしい瞳で人を迎え、
 透き通るやうな聲で語ってゐた。

※色白く姿やすらかに、さのみ肥えもせず痩せもせぬ
 身の丈は、高からず、よろづ弱げに女らしくて、なよ
 なよとしたるといふまでには無けれど、春の樹の小雨
 に・・・・・

余談

一葉はペンネーム
由来はインドのだるま大師が一枚の葉に乗り中国に渡ったと
いう伝説
一葉が私にもお足(銭)がないと
不幸短命 幸薄し一葉は2004年から2024年まで5千円札肖像
日本銀行券の第1号となる